高エネルギー物理学研究者会議のメンバーによって書かれた本を紹介します。
素粒子物理入門 ー基礎概念から最先端までー | |
---|---|
著者 | 渡辺靖志(東京工業大学教授) |
出版 | 培風館 新物理学シリーズ 2002年 |
対象 | 学部・大学院 |
著者から一言 | この歳になってやっと少し素粒子がわかった気がして書かせて頂きました。また、できるだけ式を使わずに、を心がけました。 |
高エネルギー物理学実験 | |
---|---|
著者 | 真木晶弘(高エネルギー加速器研究機構教授) |
出版社 | 丸善 |
対象 | 学部・大学院 |
著者から一言 | 全体として、数式の厳密な導出や理論構成よりも、高エネルギー物理学の発展過程、その考え方、根底となる実験事実が理解出来るように心掛けたつもりである。そのために、初めの方の章では、今となっては古い歴史的な事項も取り扱った。量子力学を履修しておれば、学部学生にも理解できるので、挑戦してほしい。 |
素粒子物理学の基礎 (1) (2) | |
---|---|
著者 | 長島順清(大阪大学名誉教授) |
出版社 | 朝倉書店 |
対象 | 学部・大学院 |
著者から一言 | 自分で学習したい人のための教科書です。式は一応全部導けるように書いたつもりです。第7章加速器と測定器は、理論やさんはこのくらいは知って欲しいと言う最低限、実験やさん向けには測定で使う式(例えば荷電粒子のイオン損失、遷移放射確率など)をある程度、場の量子論を使って 導いてあるので、参考にしてください。演習問題の解答例はこちらに載せましたので参考にしてください。 |
素粒子標準理論と実験的基礎 | |
---|---|
著者 | 長島順清(大阪大学名誉教授) |
出版社 | 朝倉書店 |
対象 | 学部・大学院 |
著者から一言 | いわゆる素粒子標準理論の諸定理の実験的証明を与えています。ここでの自信作は第2章のゲージ理論の絵画的解説です。論理的に重力の幾何学的解釈がそのままゲージ理論に適用できます。この解説を読むと余剰次元の存在が身近に感じられると思います。 |
高エネルギー物理学の発展 | |
---|---|
著者 | 長島順清(大阪大学名誉教授) |
出版社 | 朝倉書店 |
対象 | 学部・大学院 |
著者から一言 | 小林-益川理論の所だけは、実験データが古くなりましたが、それ以外は高エネルギー物理学の将来を占う場合の参考になると思います。 |